#LLMO対策・AIマーケティング #導入事例・セミナー報告

2026.11.01

【LLMO対策事例】GoogleのAI機能での表示が4か月で約5倍に|トータス SUV・コンパクトカー専門店様

LLMO対策事例:トータス SUV・コンパクトカー専門店様、GoogleのAI機能での表示が4か月で約5倍
執筆工藤 亨(CES UP株式会社 代表取締役)
公開日:2026年11月1日/最終更新日:2026年11月1日

「新車を低金利で買いたい」「金利が上がる前に買うべき?」。車を買う前に、こうした疑問をGoogleやAIで調べる人が増えています。

この記事では、神奈川県大和市で新車を販売しているトータス SUV・コンパクトカー専門店様で、2026年8月から行ったLLMO対策(AI検索対策)と、その成果を、Search ConsoleとGA4の実際の画面とあわせて紹介します。

この記事の要点
  • 2026年8月から、お客様の疑問に答える特集記事を3か月で約110本公開
  • Googleの生成AI機能(AIによる概要など)での表示回数は、6月の1,056回から10月は5,467回(約5倍)
  • 直近28日間の検索からのクリック数は879回。その前の28日間(472回)から約1.9倍
  • 「金利上昇 車 買うなら今」の検索では、AIによる概要の参照元の1つ目と、通常の検索結果の1位に表示(2026年11月1日確認)

事例の概要

項目 内容
お客様 トータス SUV・コンパクトカー専門店様
所在地 神奈川県大和市
業種 新車販売(低金利の分割払い)
ご支援の内容 LLMO対策・SEO(特集記事の企画と制作、サイトの改善)、広告運用
LLMO対策の開始 2026年8月

成果:GoogleのAI機能での表示と、検索からの訪問

GoogleのAI機能での表示が、4か月で約5倍に

Search Consoleの「検索の生成AI機能」レポートでは、GoogleのAIによる概要やAIモードにサイトが表示された回数を確認できます。トータス様のサイトでは、記事の公開を始めた8月以降、表示回数が毎月増えました。

トータス SUV・コンパクトカー専門店様のGoogleの生成AI機能での表示回数。2026年6月1,056回、7月1,532回、8月1,952回、9月3,559回、10月5,467回
月ごとの表示回数。出典:Google Search Console「検索の生成AI機能」レポート(2026年6月〜10月)
トータス SUV・コンパクトカー専門店様のSearch Console「生成AI機能」レポートの画面。2026年6月1日〜10月31日の表示回数は合計1.36万回
実際のSearch Consoleの画面(2026年6月1日〜10月31日、1日ごと)。10月下旬に1日500回を超えています

特に10月下旬は大きく伸び、1日あたりの表示が約92回(10月18〜22日の平均)から約465回(10月24〜29日の平均)と、約5倍になりました。表示が多いのは、金利・ローンや車種ごとの疑問に答える特集記事です。

Search Console「生成AI機能」レポートのページ別表示回数(2026年10月24日〜30日)。金利上昇、立体駐車場、残クレと普通ローンの比較などの特集記事が上位
ページ別の表示回数(2026年10月24日〜30日)。上位は金利上昇、立体駐車場、残クレの比較などの特集記事です

AIによる概要の参照元の1つ目に表示

「金利上昇 車 買うなら今」とGoogleで検索すると、AIによる概要の参照元の1つ目にトータス様の記事が表示され、通常の検索結果でも1位に表示されました。

Googleで「金利上昇 車 買うなら今」と検索した結果。AIによる概要の参照元の1つ目と、通常の検索結果の1位にトータス様の記事が表示されている
2026年11月1日、Googleで「金利上昇 車 買うなら今」と検索した画面。他社の情報はぼかしています。表示は検索する時期や場所によって変わります

検索からのクリックも約1.9倍に

AIでの表示だけでなく、通常の検索からの訪問も増えています。直近28日間の検索からのクリック数は879回で、その前の28日間(472回)の約1.9倍、表示回数は3.75万回(その前は2.02万回)でした。

Search Consoleの検索パフォーマンス。直近28日間のクリック数879回(前の28日間は472回)、表示回数3.75万回(前の28日間は2.02万回)
Search Consoleの検索パフォーマンス。上の数字が直近28日間、下がその前の28日間(2026年11月1日に確認)

GA4で見ると、10月4日〜31日の28日間に、特集記事から始まった訪問は889件で、サイト全体の約15%でした。そのうち828人は、はじめてサイトに来た人です。記事が、これまで届いていなかった人との接点になっています。

GA4のランディングページレポート。2026年10月4日〜31日に、特集記事から始まった訪問は889件、新規ユーザーは828人
GA4のランディングページレポート(2026年10月4日〜31日、特集記事のみ)
御社はChatGPTやGoogleのAIにどう紹介されている?
お客様が聞きそうな質問でAIに聞き、御社と競合の挙がり方を無料で診断します。まずは10項目のセルフチェックでも確認できます。
無料AI検索診断を申し込む10項目のセルフチェック(無料)

ご支援前の状況

ご支援前のトータス様のサイトは、車種ごとの紹介ページはあったものの、お客様の疑問に答える記事は2本だけでした。

新車を低金利で買いたい人は、購入の前に「金利はこれから上がる?」「残クレと普通のローンはどちらが得?」「この車は立体駐車場に入る?」といった疑問を調べます。こうした質問に答えるページがないと、GoogleのAIやChatGPTが答えを作るときに、参照される機会がありません。

また、サイトへの訪問の約半分は検索広告からでした(GA4、2026年10月4日〜31日の28日間で、検索広告経由のセッションが全体の約48%)。広告を止めると訪問が大きく減る状態だったため、広告に頼らない入口を増やすことも目的にしました。

行ったLLMO対策

1. お客様の疑問に答える特集記事を、3か月で約110本

2026年8月から、特集記事の公開を始めました。8月に30本、9月に35本、10月に40本と、毎月本数を増やしています。記事は「買い方・選び方」「車種別ガイド」「金利・ローン」に分けて、探しやすくしました。

トータス SUV・コンパクトカー専門店様の特集記事一覧ページ。公開記事110本(買い方・選び方18本、車種別ガイド78本、金利・ローン13本)
特集記事の一覧ページ(2026年11月1日時点)。公開記事110本

2. 冒頭で答えを言い切り、数字で書く

AIは、質問に正面から答えている文章を参照しやすくなります。そのため記事の冒頭で結論を書き、金利や支払総額は具体的な数字で示しました。たとえば金利の記事では、2026年9月時点の政策金利(約1.25%)と、金利1.9%で組んだ場合の支払総額を示しています。

3. 取り扱う車種ごとのガイドをそろえる

「ヤリスクロスを低金利で買うと月々いくら?」のように、車種名を入れて調べる人に向けて、取り扱う車種ごとのガイド記事を作りました。車種別ガイドは78本あり、車種ごとの紹介ページとあわせて読めるようにしています。

4. サイトの表示を軽くする

サイト内の画像をすべてWebP形式に変え、ページの表示を軽くしました。記事が増えても、スマートフォンで読みやすい状態を保つためです。

これからの課題

成果が出ている一方で、まだ足りない点もあります。正直にお伝えします。

  • ChatGPTなどのAIからの訪問は、まだ少ない:GA4のAI Assistant経由のセッションは、10月4日〜31日の28日間で7件でした。Googleの生成AI機能での表示に比べると、まだこれからです
  • 記事から問い合わせへの流れを強める:特集記事から始まった訪問889件のうち、問い合わせなどのキーイベントは2件でした。記事を読んだ人が、見積もりやローン仮審査に進みやすい導線を整えていきます

現在も、問い合わせを最大化するための対策を強化しています。記事で入口を増やした次の段階として、記事から見積もりやローン仮審査へ進みやすい導線づくりと、ChatGPTなどのAIで名前が挙がるための対策を続けています。

この事例から分かること

  • 新車販売のように、買う前に調べることが多い商品では、疑問に答える記事がそのままAIの参照元になる
  • 記事を公開し始めてから1〜2か月で、GoogleのAI機能での表示が増え始めた
  • AIでの表示が増えると、通常の検索からの訪問も一緒に増えやすい
  • 表示が増えた後は、問い合わせへの導線を整えることが次の課題になる

同じように、ChatGPT経由の訪問が問い合わせにつながった事例は、長野ビジネスレンタカー様の事例で紹介しています。

御社がAIの回答に出ているか、無料で調べます
お客様が聞きそうな質問でChatGPTやGoogleのAIに聞き、御社と競合の挙がり方を調べたうえで、必要な作業と費用をお伝えします。

無料AI検索診断を申し込むLLMO対策の料金・内容を見る

よくある質問

Q.新車販売店でも、LLMO対策の効果はありますか?
A.あります。新車は、金利・支払総額・車種の比較など、買う前に調べることが多い商品です。トータス様では、こうした疑問に答える記事を増やしたことで、GoogleのAI機能での表示回数が6月の1,056回から10月は5,467回に増えました。
Q.LLMO対策は、どれくらいで効果が出ますか?
A.トータス様では、記事の公開を始めた8月から、翌月の9月には表示回数が約1.8倍(1,952回→3,559回)になりました。サイトの状態や業種によって変わりますが、早ければ1〜2か月で変化が見え始めます。
Q.記事は何本くらい必要ですか?
A.本数よりも、お客様が実際に調べる質問に答えているかが大切です。トータス様では、金利・ローン、買い方、車種ごとの疑問に分けて、3か月で約110本を公開しました。まずは問い合わせにつながりやすい質問から優先して作るのがおすすめです。

まとめ

  • トータス SUV・コンパクトカー専門店様では、2026年8月から特集記事を約110本公開
  • GoogleのAI機能での表示回数は、6月の1,056回から10月は5,467回(約5倍)に
  • 検索からのクリック数も、直近28日間で約1.9倍に増加
  • 現在も、AIからの訪問を増やし、記事からの問い合わせを最大化するための対策を強化中
この記事を書いた人
CES UP株式会社 代表取締役
大阪を拠点に、Webマーケティング(SEO・LLMO・広告運用)と生成AI導入支援を経営視点でつなぐ支援を行っている。自社サイトと支援先のサイトでLLMO対策を実運用し、Search ConsoleとGA4で効果を確かめた方法を顧客企業に提供している。
CES UP株式会社(セスアップ)は、大阪を拠点に中小企業の生成AI導入・AI研修・業務改善ツール開発、LLMO対策(AI検索対策)を支援する会社です。

CONTACT US.

ご相談・ご依頼・ご質問など、
お気軽にお問い合わせください。
「ちょっと話を聞いてみたい」「何から始めればいいかわからない」といった初期段階でも大歓迎です。
お問い合わせ内容を確認のうえ、
担当者よりご連絡差し上げます。

トップ