#集客・Web制作
2026.10.29
レンタカー開業の集客準備|許可を待つ間にHP・Googleマップ・広告を整える手順【スケジュール表つき】
レンタカー事業を始めるとき、許可の手続きや車両・保険の準備に追われて、集客の準備はあとまわしになりがちです。しかし、許可が下りてからHPを作り始めると、検索やGoogleマップ、AIに見つけてもらえるまでに、さらに時間がかかります。
この記事では、CES UPが立ち上げから担当したレンタカー会社の経験をもとに、許可を待つ間に集客の準備を進め、開業日から問い合わせを受けられるようにする手順をまとめます。
- レンタカー事業には運輸支局の許可が必要。申請から許可までは概ね1か月程度(中部運輸局の案内)
- 許可の準備と並行してHP・Googleビジネスプロフィール・広告・計測を整えれば、開業日から問い合わせを受けられる
- 最初に決めるのは「誰に・いくらで・どこまで」(お客様・料金・対応エリア)。ここが決まると、HPも広告も迷わない
- 立ち上げから担当した長野県のA社様は、HP公開の月が2件、2か月後の10月は41件の問い合わせ。公開2か月の受注は約360万円
レンタカー開業に必要な許可(かんたんに)
自家用自動車を有償で貸し出すレンタカー事業には、国土交通大臣の許可が必要で、事業を行う事務所がある地域の運輸支局に申請します。中部運輸局の案内では、申請から許可までは概ね1か月程度かかるとされています。
また、事務所ごとの貸し出す車両の数によっては、整備管理者の選任と整備管理規程の制定が必要です。たとえば、乗車定員10人以下で車両総重量8トン未満の自動車の場合は、10両以上で必要になります。
許可の基準や申請の書式は、地域の運輸支局のホームページで確認してください。手続きは行政書士に依頼することもできます。
最初に決める3つ:誰に・いくらで・どこまで
集客の準備でいちばん大事なのは、HPを作り始める前に、次の3つを決めておくことです。ここが決まっていないと、HPの文章も広告のキーワードも決められません。
| 決めること | 具体的には | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 誰に(お客様) | 法人の長期・個人の長期(マンスリー)・観光の短期など、どのお客様を中心にするか | お客様によって、探し方・比べるもの・問い合わせの方法が違う |
| いくらで(料金) | 1日・1週間・1か月などの料金、走行距離・保険・免責の条件 | 料金がHPに書けないと、比べる段階で候補から外れる |
| どこまで(対応エリア) | 配車・送迎できる範囲、追加料金の有無 | 広告を出す地域と、HPに書く地域名が決まる |
長期・法人のお客様は、1件あたりの売上が大きく、延長も多いのが特徴です。そのかわり、料金表・対応エリア・契約条件をじっくり見比べてから問い合わせます。お客様の違いと集客の向き不向きは「レンタカーの集客方法」でくわしく解説しています。
開業4か月前からの集客準備スケジュール
許可の準備を含めて、開業までは3〜4か月を見ておくと安心です。集客の準備は、次の順番で進めます。
| 時期 | 集客の準備 | ポイント |
|---|---|---|
| 4か月前 | お客様・料金・対応エリアを決める/ドメイン(HPのアドレス)を取る/競合のHPと料金を調べる | 社名・サービス名・表記をここで決めておく |
| 3か月前 | HPの設計と原稿づくり(料金表・車種・法人と個人の入口・よくある質問)/車両と店舗の写真を撮る | 料金や条件は画像ではなく文字と表で書く |
| 2か月前 | HPを「開業準備中」として公開する(開業予定日つき)/Googleビジネスプロフィールを準備する/GA4と電話・LINE・フォームの計測を設定する | 早く公開するほど、検索やAIに見つけてもらえるまでの時間が短くなる。貸し出しの受付は許可が下りてから |
| 1か月前 | Google広告のキーワード・除外キーワード・地域を準備する/許可が下りたら、予約・見積りの受付を始める | 広告は長期・法人のキーワードから小さく始める |
| 開業後 | 検索語句を週1回見直す/問い合わせの内容からHPを直す/記事を追加する/口コミをお願いする | 毎月、問い合わせ件数と1件あたりの費用で振り返る |
ポイントは、許可を待つ期間を、集客の準備にあてることです。HPやGoogleビジネスプロフィールは、公開してから検索結果に安定して表示されるまでに時間がかかるため、開業日に合わせて作り始めると、最初の1〜2か月は問い合わせが少ない状態が続きます。
実例:立ち上げから2か月で、月2件から41件に
長野県でマンスリー・法人向けのレンタカーを始めたA社様では、CES UPがHPを新しく制作し、2026年8月20日に公開しました。料金・車種・対応エリアを表で示し、法人と個人で入口を分け、よくある質問とGoogleビジネスプロフィールを整え、広告・記事・AI検索対策を同じ時期に始めています。
公開した最初の月は2件でしたが、広告の見直しと、検索・AI・Googleマップからの問い合わせが積み上がり、2か月後には月41件になりました。もし公開が開業より遅れていれば、この立ち上がりもそのぶん後ろにずれていたことになります。
開業前によくある失敗
- HPが開業日に間に合わない:許可が下りてから作り始めると、最初の数か月の問い合わせを逃す
- 料金が「要問い合わせ」だけ:比べる段階で候補から外される。目安でもよいので金額を出す
- 計測を設定していない:どの広告・検索から問い合わせが来たかわからず、改善できない
- 広告を「レンタカー+地域名」だけで出す:短期の検索に広告費が流れる。長期・法人の言葉から始める
- 表記がばらばら:社名・住所・電話番号を、HPとGoogleビジネスプロフィールでそろえていない
広告の始め方は「レンタカーのGoogle広告運用」、Googleマップの整え方は「レンタカーのMEO対策」、HPの作り方は「レンタカー会社のホームページ制作」でまとめています。
よくある質問
まとめ
- レンタカー事業は運輸支局の許可が必要。申請から許可までは概ね1か月程度
- 最初に誰に・いくらで・どこまでを決め、許可を待つ間にHP・Googleマップ・計測・広告を整える
- HPは開業の2か月前をめどに公開すると、開業日から問い合わせを受けやすい
- 立ち上げから担当したA社様は、2か月で月2件→41件、受注は約360万円
- 国土交通省 中部運輸局「レンタカー事業(自家用自動車有償貸渡業)」(2026年10月確認)