#集客・Web制作

2026.10.29

カーセンサー・グーネット頼みから抜け出すには|ポータルと自社HPの役割分担で、反響の費用を下げる方法

カーセンサー・グーネット頼みから抜け出すには
執筆工藤 亨(CES UP株式会社 代表取締役)
公開日:2026年10月29日/最終更新日:2026年10月29日

「反響のほとんどがポータル経由で、掲載の費用が年々重くなる」「ポータルをやめたら、お客様が来なくなりそうで怖い」。中古車販売店から、よくうかがうお悩みです。

結論から言うと、ポータルはやめる必要はありません。大事なのは、ポータルに任せる役割と、自社HPやGoogleマップ、チラシ、既存のお客様に任せる役割を分けることです。この記事では、CES UPがHP・広告・カーセンサー・チラシをまとめて担当している販売店での考え方をもとに、その方法をまとめます。

この記事の要点
  • お客様の多くはポータル・検索エンジンで情報を集め、来店するお店は少数に絞り込んでいる
  • ポータルは「見つけてもらう」、自社HPとGoogleマップは「選んでもらう」。役割を分けると反響の費用が下がる
  • ポータルの掲載は写真・掲載文・スタッフ紹介・クーポン・返信の速さで選ばれ方が変わる
  • 反響・来店・成約を媒体別に毎月数えると、どこにお金をかけるべきかがわかる

なぜ、ポータル頼みになるのか

プロトコーポレーションの「カーユーザーレポート2024」では、中古車を買う人の情報収集にはカーセンサー・グーネットなどのポータルや検索エンジンがよく使われ、実際に訪問するお店は約6割が1店舗だけでした。お客様は、来店する前にネットでお店をほぼ決めているのです。

その「決める場所」がポータルだけだと、価格や条件でほかのお店と横並びになり、掲載の費用をかけ続けないと反響が止まってしまいます。ポータル頼みから抜け出すには、ポータル以外にもお店を選んでもらえる場所をつくる必要があります。

ポータルと自社の媒体の役割分担

媒体 役割 やること
ポータル 車を探している人に見つけてもらう 在庫を広く見せ、写真・掲載文・クーポンで選ばれる掲載にする
自社HP お店を確かめて、来店を決めてもらう 支払総額・支払い例・保証・スタッフ・来店予約を載せる
Googleマップ 近くのお店を探す人に見つけてもらう 写真・営業時間・口コミへの返信・投稿を整える
検索・SNS広告 今探している人、まだ探していない人に届ける 商圏に絞って目玉車両とキャンペーンを届ける
チラシ・SMS 地域と既存のお客様に、来店のきっかけをつくる 初売り・決算の特典と、乗り換えのご案内

ポータルで見つけた人も、最後はお店の名前で検索し、HPやGoogleマップを見てから来店します。ここが整っていないと、ポータルで見つけてもらっても選ばれません。自社HPの作り方は「中古車販売店のホームページ制作」でまとめています。

ポータルの掲載を「選ばれる掲載」に直す

ポータルは、掲載するだけでは同じ条件の車に埋もれます。次の点を見直すと、同じ掲載費でも反響が変わります。

  • 写真:外装・内装・傷の箇所まで、明るく同じ角度でそろえる
  • 掲載文:おすすめのポイント、整備の内容、保証を具体的に書く
  • スタッフ紹介・お店の紹介:顔写真と得意な車種で、安心感を伝える
  • クーポン・キャンペーン:自社HP・チラシと同じ内容と期限にそろえる
  • 返信の速さ:問い合わせには、できるだけ早く返す体制をつくる

価格は支払総額で表示し、HP・広告・チラシとそろえることも欠かせません。

自社への流れをつくる5つの入口

1. お店の名前で検索されたときの受け皿

ポータルで見つけた人は、お店の名前で検索します。そのときに、在庫・保証・来店予約がわかる自社HPと、口コミに返信しているGoogleビジネスプロフィールが出てくるようにします。

2. Googleマップ

「地域名+中古車」「地域名+未使用車」で探す人は、Googleマップを見ます。写真・営業時間・投稿・口コミへの返信を整えるだけで、ポータルを通らない問い合わせの入口になります。

3. 商圏に絞った広告

検索広告で今探している人に、Instagramなどで目玉車両やキャンペーンを届けます。着地先は自社HPの車両ページやキャンペーンページにします。広告の組み立ては「自動車販売店のWeb広告運用」で解説しています。

4. チラシと店頭

折込チラシや店頭のPOPに、来店予約ページのQRコードを入れます。チラシからの来店を数えられるようになり、次の販促の判断にも使えます。

5. 既存のお客様

車検・点検・ローン満了が近いお客様に、SMSやDMで乗り換えをご案内します。ポータルを通さない、いちばん費用の小さい反響です。

ポータルと自社HPの使い分け、無料で診断します
ポータルの掲載内容、自社HP・Googleマップ・広告の状態を確認し、反響の費用を下げるための役割分担をご提案します。オンラインで全国対応です。

媒体別に「反響・来店・成約」を数える

どこにお金をかけるべきかを決めるには、媒体ごとの数字が必要です。毎月、次の表を埋めるところから始めましょう。

媒体 反響(問い合わせ・来店予約) 来店 成約 かかった費用
ポータル 件 件 台 円
自社HP(検索・指名) 件 件 台 円
Googleマップ 件 件 台 円
広告 件 件 台 円
チラシ 件 件 台 円
既存のお客様(SMS・DM) 件 件 台 円

来店や成約は、店舗で「何を見て来たか」を聞いて記録します。数字がそろうと、たとえば「ポータルの反響は多いが成約率が低い」「チラシからの来店は少ないが成約しやすい」といった違いが見え、予算の配分を判断できます。

実例:全媒体をまとめて運用し、粗利が約3.6倍に

神奈川県の自動車販売店が始めた新しい業態の店舗(T社様)を、CES UPは立ち上げ初期から担当しています。カーセンサーの掲載に加えて、HP・Google広告・Meta広告・チラシ・SMS・動画までを一つのチームで運用し、キャンペーンは全媒体で同時に打ち出しています。

T社様|年間の粗利(期は10月〜翌9月)
3期(立ち上げ)
1,480万円
4期
4,554万円
5期
5,196万円
6期
5,393万円
T社様の実績報告より。6期は2025年10月〜2026年9月。成果をお約束するものではありません。

年間の売上台数は、3期の58台から6期の178台へ約3倍になりました。ポータルをやめたのではなく、ポータルと自社の媒体をそろえて動かしたことが、伸びの土台になっています。

よくある質問

Q.ポータルの掲載をやめてもいいですか?
A.すぐにやめるのはおすすめしません。比べている段階のお客様はポータルを使うためです。まず自社HP・Googleマップ・既存のお客様からの反響を増やし、媒体別の数字を見ながら、ポータルの掲載プランを見直していくのが安全です。
Q.ポータルの反響を増やすには、何から直せばいいですか?
A.写真のそろえ方、掲載文、スタッフ紹介、クーポンの内容、問い合わせへの返信の速さを見直します。自社HPやチラシとキャンペーンの内容をそろえることも大切です。
Q.自社HPに人を集めるには、どうすればいいですか?
A.お店の名前で検索した人の受け皿を整え、Googleマップ、商圏に絞った広告、チラシのQRコード、既存のお客様へのご案内から自社HPに案内します。
Q.媒体別の数字は、どうやって集めればいいですか?
A.問い合わせはHPやポータルの管理画面と電話・LINEの記録から、来店と成約は店舗で「何を見て来たか」を聞いて記録します。毎月同じ表に集計すると、違いが見えてきます。
Q.ポータルの運用も任せられますか?
A.はい。CES UPでは、掲載文・スタッフ紹介・クーポンの作成、写真や動画の撮り方のガイド、反響の分析まで、HP・広告・チラシとあわせて担当しています。

まとめ

  • ポータルはやめずに役割を分ける。見つけてもらうのはポータル、選んでもらうのは自社HPとGoogleマップ
  • ポータルの掲載は写真・掲載文・スタッフ紹介・クーポン・返信の速さで直す
  • 自社への入口は指名検索・Googleマップ・広告・チラシ・既存のお客様の5つ
  • 反響・来店・成約を媒体別に毎月数える。全媒体をそろえたT社様は3年で粗利約3.6倍
この記事を書いた人
CES UP株式会社 代表取締役
大阪を拠点に、Webマーケティング(SEO・LLMO・広告運用)と生成AI導入支援を経営視点でつなぐ支援を行っている。自社サイトと支援先のサイトでLLMO対策を実運用し、Search ConsoleとGA4で効果を確かめた方法を顧客企業に提供している。
CES UP株式会社(セスアップ)は、大阪を拠点に、ホームページ制作・Web広告運用・販促物の制作と、生成AI導入支援・LLMO対策(AI検索対策)を行う会社です。

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