#LLMO対策・AIマーケティング

2026.10.11

GoogleのAIモードで自社を紹介してもらうには|AI Overviewsとの違いと対策

GoogleのAIモードで自社を紹介してもらうには|AI Overviewsとの違いと対策
執筆工藤 亨(CES UP株式会社 代表取締役)
公開日:2026年10月11日/最終更新日:2026年10月17日

Googleの検索画面に「AI モード」というタブが増えたことに気づいた方も多いと思います。AIモードでは、長い質問をそのまま入力すると、AIが複数のWebページを調べてまとめた答えと、参照したページへのリンクが表示されます。

この記事では、AIモードとAI Overviews(AIによる概要)の違い、Googleの公式の説明、AIモードで自社が紹介されるために整えたいことを、自社と支援先でLLMO対策を運用しているCES UPの代表、工藤が解説します。

この記事の要点
  • AIモードは2025年9月9日に日本語での提供が始まった、会話形式で質問できるGoogle検索の機能
  • AIモードは質問を細かく分けて複数の検索を行う「クエリ ファンアウト」を使い、通常の検索より幅広いページを参照する
  • Googleは、AIモードやAI Overviewsに表示されるための特別な最適化は不要と説明。前提はインデックスされ、スニペット付きで表示できること
  • 長く具体的な質問に答えるため、条件(地域・予算・対応範囲)を事実で書いたページが参照されやすい

GoogleのAIモードとは?

AIモード(AI Mode)とは、Google検索の中で、AIと会話するように質問できる機能です。2025年9月9日に、Googleが日本語での提供を順次開始すると発表しました。

従来は何回も検索しなければならなかった長く複雑な質問にも、1回で答えを返します。答えと一緒に、参照したWebページへのリンクも表示されます。続けて質問すると、前の答えを踏まえて会話が続きます。

AI Overviews(AIによる概要)との違い

AI Overviewsは通常の検索結果の上に表示される「まとめ」、AIモードは最初からAIと会話する「別の画面」です。どちらもGoogleの検索の仕組みを使い、参照元のページへのリンクを表示します。

AI Overviews(AIによる概要) AIモード
表示される場所 通常の検索結果の上部 検索画面の「AI モード」タブ(別画面)
向いている質問 短めの質問。全体像をつかむ入口 長く複雑な質問、比較や条件つきの質問
会話の続き なし(1回ごと) あり(追加の質問ができる)
参照の仕方 質問に関連するページを参照 質問を細かく分けて複数の検索を行い、より幅広いページを参照
Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」の説明をもとにCES UPで整理。

AIモードの特徴は、質問をサブトピックに分けて複数の検索を行う「クエリ ファンアウト」です。たとえば「大阪で、土日も相談できて、助成金にも詳しい社労士は?」という質問なら、「大阪の社労士」「土日対応」「助成金に強い」といった複数の観点で調べてから答えをまとめます。

Googleの公式の説明:特別な最適化は不要

Googleは、AI OverviewsやAIモードに表示されるための追加の要件や、特別な最適化は必要ないと説明しています。AI専用のファイルや、特別な構造化データも必要ありません。

参照元のリンクとして表示される前提は、ページがインデックスされ、スニペット付きで検索結果に表示できる状態であることです。そのうえで、クロールを許可する、内部リンクで重要なページを見つけやすくする、重要な内容をテキストで書く、構造化データを表示内容と一致させる、といったSEOの基本が推奨されています。

注意
nosnippet や max-snippet でスニペットを制限していると、AIモードやAI Overviewsに表示されにくくなります。サイトの設定を一度確認しておきましょう。

AIモードで紹介されやすくするために整えたい4つのこと

AIモードは長く具体的な質問を細かく分けて調べるため、「条件ごとの答え」を事実で書いているページが参照されやすくなります。CES UPが支援先で整えているのは次の4つです。

1. 条件を事実で書く(地域・料金・対応範囲・できないこと)

「大阪市内は訪問可、ほかはオンライン」「料金は月額◯円〜」「土日は予約制で対応」など、お客様が質問に入れそうな条件への答えを、ページにテキストで書きます。できないことも書いておくと、AIが「誰に合う会社か」を判断しやすくなります。

2. 質問ごとに答えるページやFAQを用意する

ファンアウトで分けられた一つひとつの観点に、自社のページが答えられるかが鍵です。サービスページのFAQや、よくある相談に答える記事を増やします。

3. Googleビジネスプロフィールと口コミを整える

地域名の入った質問では、Googleマップの店舗情報がAIの答えに入ることが多くあります。CES UPが大阪の20業種・60問を調べた独自調査では、AIによる概要が出た質問の62%でGoogleマップの店舗カードが表示されました。

4. 表記と会社情報をそろえる

社名・所在地・サービス名をすべてのページでそろえ、会社概要やGoogleビジネスプロフィールの内容とも一致させます。同じ会社の情報だと判断されやすくなります。

AIモードで自社が紹介されているか確認する方法

AIモードやAI Overviewsからの表示・クリックは、Search Consoleの検索パフォーマンス(検索タイプ「ウェブ」)に含まれます。また、Search Consoleに追加された「検索の生成AI機能」レポート(ベータ版)では、GoogleのAI機能での表示の推移を確認できます(提供状況はサイトによって異なります)。

  1. お客様が実際に入力しそうな長めの質問を5〜10問決める(例:「大阪で、初めてでも相談しやすい◯◯は?」)
  2. Googleの「AI モード」タブで質問し、自社の名前やページが答えや参照元に入っているかを記録する
  3. 同じ質問で毎月確認し、Search Consoleの表示回数や、GA4の問い合わせ数とあわせて変化を見る

CES UPのサイトでも、Search Consoleには「月額制・顧問契約で相談できるAIコンサルはある?」のような、会話形式の長い検索語句が表示されるようになっています。こうした質問に答えるページがあるかどうかが、AIモードの時代の差になります。

よくある質問

Q. AIモードに表示されるために、特別な設定やタグは必要ですか?
A. Googleは、AIモードやAI Overviewsに表示されるための特別な最適化や、AI専用のファイル・構造化データは不要と説明しています。ページがインデックスされ、スニペット付きで表示できる状態であることが前提です。
Q. AIモードからのアクセスは、Search Consoleで確認できますか?
A. AIモードやAI Overviewsからの表示・クリックは、検索パフォーマンス(ウェブ)の全体に含まれます。「検索の生成AI機能」レポート(ベータ版)が使えるサイトでは、GoogleのAI機能での表示の推移も確認できます。あわせて、実際にAIモードで質問して、自社が挙がるかを定期的に確認するのがおすすめです。
Q. AIモードが広がると、ホームページへのアクセスは減りますか?
A. 質問によっては、AIの答えだけで用が済み、クリックが減ることもあります。一方で、AIモードで比較・検討したうえで訪れる人は、問い合わせにつながりやすい傾向があります。アクセス数だけでなく、問い合わせ数で判断することをおすすめします。

まとめ

GoogleのAIモードは、長く具体的な質問を細かく分けて調べ、複数のページの情報をまとめて答える検索です。Googleは特別な最適化は不要と説明しており、条件を事実で書いたページ、質問に答えるFAQ、整ったGoogleビジネスプロフィールといった基本を積み上げることが近道です。

CES UPでは、御社がAIモードやChatGPTでどう紹介されているかを調べる無料のAI検索診断を行っています。

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参考・出典(2026年10月時点で確認)
この記事を書いた人
CES UP株式会社 代表取締役
大阪を拠点に、Webマーケティング(SEO・LLMO・広告運用)と生成AI導入支援を経営視点でつなぐ支援を行っている。自社サイトと支援先のサイトでLLMO対策を実運用し、Search ConsoleとGA4で効果を確かめた方法を顧客企業に提供している。
CES UP株式会社(セスアップ)は、大阪を拠点に中小企業の生成AI導入・AI研修・業務改善ツール開発、LLMO対策(AI検索対策)を支援する会社です。

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