#LLMO対策・AIマーケティング
2026.10.17
【独自調査】大阪の20業種・60の質問をAIに聞いてわかった「名前が挙がる会社」の共通点
「うちの会社は、AIに聞かれたときに名前が出てくるのだろうか」。最近、大阪の中小企業の経営者の方からよくいただく質問です。そこでCES UPでは、大阪の中小企業に多い20業種について、お客様が実際に聞きそうな60の質問を作り、GoogleのAIによる概要(AI Overviews)に何が表示されるかを調べました。
この記事では、その結果と、AIに名前が挙がる会社に共通していたことをまとめます。社名は出さず、業種ごとの傾向だけを紹介します。
- 60問中53問(88%)で「AIによる概要」が表示された
- 概要が出た質問の6割(33問)で、Googleマップの店舗カードが概要の中に表示。カード147件のうち82%に口コミ評価がついていた
- AIは「顧問先500社以上」「創業70年」「保証10年」など、公式サイトに数字で書かれた強みをそのまま引用していた
- 店舗型の業種はGoogleビジネスプロフィールと口コミ、BtoBの業種は公式サイトの情報と紹介サイトへの掲載が、名前が挙がるかどうかを分けていた
調査の概要
| 調査日 | 2026年10月17日 |
| 調べたもの | Google検索の「AIによる概要」(AI Overviews)の本文と出典リンク |
| 質問の数 | 20業種 × 3つの聞き方 = 60問 |
| 聞き方 | ①おすすめを聞く(例:大阪でおすすめの税理士事務所を教えて) ②条件をつける(例:大阪で助成金の申請に強い社労士は?) ③市区名をつける(例:東大阪市で就業規則の作成を頼める社労士を教えて) |
| 検索した場所 | 大阪市内 |
| 業種 | 税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、法律事務所、歯科医院、整骨院、動物病院、訪問介護、リフォーム、工務店、外壁塗装、ハウスクリーニング、不動産管理、ホームページ制作、印刷、中古車販売、車検、金属加工、葬儀社 |
結果1:88%の質問で「AIによる概要」が出た
60問中53問(88%)で、検索結果の上のほうに「AIによる概要」が表示されました。「大阪で○○のおすすめは?」と検索すると、ほとんどの場合、まずAIが会社や店舗の名前を挙げて答える状態になっています。
表示されなかった7問のうち4問は、中古車販売(3問)と車検(1問)でした。これらの業種では、AIの答えよりも地図や在庫・価格の一覧が中心に表示されていました。
結果2:6割の質問で、Googleマップの店舗カードが表示された
概要が出た53問のうち33問(62%)で、AIの答えの中にGoogleマップの店舗カード(評価・電話・経路のボタンつき)が表示されました。カードは合計147件あり、そのうち121件(82%)に口コミの評価と件数がついていました。
つまり、店舗や事務所に来てもらう業種では、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される店舗情報)が整っていて、口コミがある会社が、AIの答えの中で名前を挙げられやすい状態です。また、「大阪でおすすめの歯医者」のような広い質問では、検索した場所の近くの店舗が優先して表示されていました。
結果3:AIは「数字で書かれた強み」をそのまま引用していた
AIは、会社の紹介文に、公式サイトに書かれた数字をそのまま使っていました。今回の回答の中には、次のような表現が多く見られました。
- 「年間申請件数500件以上」「顧問先500社以上」(士業)
- 「採択率98%」(補助金申請の支援)
- 「創業70年」「年間6,500件の施工実績」「最大15年の保証」(リフォーム・塗装)
- 「1個から試作に対応」「土日も20時まで診療」(製造業・歯科医院)
反対に、「丁寧な対応」「地域密着」のような数字のない言葉だけでは、AIが会社ごとの違いを説明しにくくなります。実績・料金・対応時間・保証などを数字で書いておくと、そのままAIの紹介文に使われやすいということです。
結果4:紹介サイトと公式サイトの両方が根拠になっていた
AIによる概要の出典には、業種ごとの比較・紹介サイトと、各社の公式サイトのサービスページの両方が使われていました。特に、ホームページ制作・金属加工・社労士などのBtoBの業種では、店舗カードがあまり表示されず、紹介サイトや公式サイトの文章から会社名が挙げられていました。
また、53問のうち51問で、AIは答えの最後に「エリアや予算、重視したい点を教えてください」と聞き返していました。お客様は、ここからさらに条件を伝えて会社を絞り込んでいきます。条件(対応エリア・料金・できること・できないこと)がはっきり書かれている会社ほど、絞り込んだあとも候補に残りやすいと考えられます。
業種別の結果
| 業種 | AIによる概要が出た質問 | 店舗カードが出た質問 |
|---|---|---|
| 税理士 | 3/3 | 3/3 |
| 社会保険労務士 | 3/3 | 1/3 |
| 司法書士 | 3/3 | 1/3 |
| 行政書士 | 3/3 | 2/3 |
| 法律事務所 | 3/3 | 3/3 |
| 歯科医院 | 3/3 | 3/3 |
| 整骨院 | 3/3 | 2/3 |
| 動物病院 | 2/3 | 2/3 |
| 訪問介護・デイサービス | 3/3 | 2/3 |
| リフォーム | 3/3 | 3/3 |
| 工務店 | 2/3 | 1/3 |
| 外壁塗装 | 2/3 | 1/3 |
| ハウスクリーニング | 3/3 | 1/3 |
| 不動産管理 | 3/3 | 1/3 |
| ホームページ制作 | 3/3 | 0/3 |
| 印刷 | 3/3 | 1/3 |
| 中古車販売 | 0/3 | 0/3 |
| 車検 | 2/3 | 2/3 |
| 金属加工 | 3/3 | 1/3 |
| 葬儀社 | 3/3 | 3/3 |
歯科医院・法律事務所・リフォーム・葬儀社・税理士では、3問すべてで店舗カードが表示されました。一方、ホームページ制作では3問とも店舗カードが出ず、AIは紹介サイトや各社の公式サイトの説明から会社を挙げていました。同じ「大阪の会社」でも、業種によって整えるべき場所が違うことがわかります。
当社(CES UP)の場合
当社でも、自社の名前が挙がるかを確かめています。2026年10月16日にChatGPTで「大阪でAI事業のおすすめな会社は?」と聞いたところ、「大阪のおすすめAI関連企業6社」の1番目にCES UP株式会社が挙がりました。

一方で、今回の調査で「大阪でAI検索対策(LLMO対策)を頼める会社を教えて」と調べたところ、GoogleのAIによる概要には当社の名前はまだ挙がっていませんでした。AIによって、また聞き方によって、名前が挙がるかどうかは変わります。当社も今まさに、この質問で名前が挙がるように対策中です。どう変わったかは、このページで結果を報告します!
AIに名前が挙がる会社の共通点と、今日からできること
今回の調査から、AIに名前が挙がる会社には、次の3つの共通点がありました。
- Googleビジネスプロフィールが整っていて、口コミがある:店舗型の業種では、AIの答えの中に店舗カードとして表示される
- 公式サイトに、料金・対応エリア・実績が数字で書いてある:AIは数字をそのまま紹介文に使う
- 業種の紹介サイトや地域の団体のページに載っている:BtoBの業種では、紹介サイトがAIの根拠になりやすい
まずは、お客様が聞きそうな質問を3つ考えて、ChatGPTとGoogleで実際に聞いてみてください。自社の名前が出ない場合は、上の3つのどこが足りないかを確かめるのが第一歩です。具体的な進め方は、ChatGPTで自社の名前が出てこない理由と対策でも紹介しています。
よくある質問
まとめ
大阪の20業種・60の質問をGoogleで調べたところ、88%で「AIによる概要」が表示され、その6割でGoogleマップの店舗カードが表示されていました。AIに名前が挙がる会社は、Googleビジネスプロフィールと口コミ、公式サイトに数字で書かれた情報、紹介サイトへの掲載がそろっていました。
CES UPでは、御社がAIにどう紹介されているかを、お客様が聞きそうな質問で調べる無料のAI検索診断を行っています。
- CES UP調べ:Google検索「AIによる概要」60問(2026年10月17日、大阪市内から検索)
- CES UP調べ:ChatGPT「大阪でAI事業のおすすめな会社は?」(2026年10月16日)