#LLMO対策・AIマーケティング
2026.10.02
ChatGPTで自社の名前が出てこない理由と対策|今日からできる確認方法
「ChatGPTで自分の業界のおすすめの会社を聞いたら、競合は出てくるのに自社は出てこなかった」。CES UPがいただくご相談で、いちばん多いきっかけです。
この記事では、ChatGPTに自社が出てこない主な理由と、それぞれの確かめ方・対策を、自社と支援先でLLMO対策(AI検索対策)を運用しているCES UPの代表、工藤が解説します。
- ChatGPTがWeb検索をして答えるとき、使われるのは検索用クローラー(OAI-SearchBot)が読めるページ。robots.txtでブロックしていると候補に入らない
- 出てこない理由の多くは、AIが「何の会社で、誰に合うか」を判断できる事実がサイトに書かれていないこと
- ほかのサイトでの言及や、一次情報(実績・料金・事例)が少ないと、AIは御社を紹介する根拠を持てない
- 対策は「クローラー設定の確認 → 会社とサービスの事実を書く → 聞かれる質問に答えるページを増やす → 計測」の順
ChatGPTはどうやって「おすすめの会社」を選んでいるのか?
ChatGPTは、質問によってWeb検索を行い、見つけたページの内容をもとに答えを組み立てます。「大阪で◯◯のおすすめの会社は?」のような質問では、検索で集めたページの中から、条件に合うと判断できた会社を数社だけ名指しで挙げます。
つまり、御社が挙がるには「検索で見つかること」と「見つかったページから、条件に合う会社だと読み取れること」の2つが必要です。どちらかが欠けると、競合だけが紹介されます。
理由1:検索用クローラーがサイトを読めていない
OpenAIは、ChatGPTの検索に表示するためのクローラーとして「OAI-SearchBot」を公開しています。robots.txtでこのクローラーをブロックしていると、ChatGPTの検索結果の候補に入りにくくなります。
学習用の「GPTBot」をブロックすることと、検索用の「OAI-SearchBot」をブロックすることは別の判断です。学習には使われたくないが紹介はされたい、という場合は、GPTBotだけを止め、OAI-SearchBotは許可します。
理由2:AIが判断できる「事実」がサイトに書かれていない
いちばん多い原因は、サイトに「何の会社で、どこで、誰に、いくらで、何ができるか」がはっきり書かれていないことです。AIは、お客様の条件に合う会社を探しています。料金も対応エリアも書かれていない会社は、条件に合うかどうか判断できないため、紹介されにくくなります。
- サービスページに料金の目安が書かれていない
- 対応エリアや対応できない内容が書かれていない
- 社名・所在地・サービス名の表記がページごとにばらばら
- 実績や事例が「多数」「豊富」など数字のない言葉だけ
理由3:ほかのサイトで御社が言及されていない
AIは、自社サイトの説明だけでなく、ほかのサイトで御社がどう書かれているかも参考にします。取引先のサイト、講演の主催者のページ、地域の団体の会員紹介、Googleビジネスプロフィールなど、第三者の場所で御社の名前とサービスが一致して出てくるほど、AIは御社を「実在して、その分野の会社だ」と判断しやすくなります。
理由4:お客様がAIに聞く質問に、答えるページがない
AIに聞かれる質問は、検索キーワードよりも具体的です。「冬だけ4WDの車を借りたい」「助成金を使えるAI研修は?」のような質問に、正面から答えるページがあるかどうかで、紹介されるかが変わります。
支援先の長野ビジネスレンタカー様では、料金・対応エリア・できないことまで事実で書き、よくある質問を65問にまとめるなどの対策を行いました。運用中の長野ビジネスレンタカー様では、ChatGPT経由の訪問で電話・LINEボタンが押された割合が10.8%と、Google検索経由(1.2%)の約9倍でした(GA4、2026年7月1日〜10月16日)。
出てこないときの対策の順番
- robots.txtを確認する:OAI-SearchBotをブロックしていないか
- 会社とサービスの事実を書く:料金の目安、対応エリア、できること・できないこと、実績の数字
- 表記をそろえる:社名・所在地・サービス名を全ページで統一
- 聞かれる質問に答えるページを増やす:FAQ、事例、お役立ち記事
- 計測する:GA4でchatgpt.comからの訪問と問い合わせを見て、毎月同じ質問でAIに聞き直す
計測のやり方は「GA4でChatGPTからの訪問・問い合わせを確認する方法」で詳しく解説しています。
よくある質問
まとめ
ChatGPTに自社が出てこない主な理由は、検索用クローラーの設定、AIが判断できる事実の不足、ほかのサイトでの言及の少なさ、聞かれる質問に答えるページがないことです。まずはrobots.txtの確認と、料金・対応エリアなどの事実をサイトに書くところから始めてください。
CES UPでは、御社がいまAIにどう紹介されているかを調べる無料のAI検索診断を行っています。
- OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」(OAI-SearchBot・GPTBot・ChatGPT-User)
- OpenAI Help Center「Publishers and Developers FAQ」(utm_source=chatgpt.com)
- Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」
- 長野ビジネスレンタカー様の数値:Search Console「検索の生成AI機能」レポート(ベータ版)、GA4(2026年7月1日〜10月16日)。社名・数値の掲載はご了承済み