#LLMO対策・AIマーケティング
2026.10.20
ChatGPTやGoogleのAIが自社を間違って紹介するときの直し方|原因と6つの手順
「ChatGPTに自社のことを聞いたら、昔の住所が出てきた」「GoogleのAIによる概要で、やっていないサービスまで紹介されていた」。AI検索が広がるにつれて、こうしたご相談が増えています。
AIの回答は、会社が直接書き換えることはできません。ただし、AIが参考にしている元の情報を直すことで、正しい内容に近づけることはできます。この記事では、間違いが起きる主な原因と、確認から修正、再確認までの6つの手順を、LLMO対策(AI検索対策)を自社と支援先で運用しているCES UPの取締役CAIO、灰藤が解説します。
- AIの回答は会社が直接書き換えることはできない。直せるのは、AIが参考にしている元の情報
- 間違いの主な原因は、古い情報が残っている/表記がページごとに違う/同じ名前の会社がある/自社サイトに書いていないの4つ
- 手順は「記録する→出典を見る→自社サイトを直す→Googleビジネスプロフィールを直す→外部サイトに更新を頼む→AIにフィードバックを送る」
- 直してもすぐには変わらない。月に1回、同じ質問で再確認して記録を続ける
AIの回答は直接は直せない。直せるのは「元の情報」
ChatGPTやGoogleのAIによる概要の回答を、会社が直接書き換える方法はありません。AIは、Webで公開されている情報や、学習した情報をもとに答えを作ります。そのため、間違いを直すには、AIが参考にしている元の情報を正しくすることが基本になります。
Googleも、AIによる概要の回答には間違いが含まれている場合があると説明し、問題があればフィードバックを送るよう案内しています。AIの回答を「完全に管理する」ことはできないという前提で、間違いの元を一つずつ減らしていくのが現実的な進め方です。
AIが間違える主な原因4つ
| 原因 | よくある例 |
|---|---|
| 古い情報が残っている | 移転前の住所、改定前の料金、終了したサービスが、自社サイトの古いページや外部の企業情報サイトに残っている |
| 表記がページごとに違う | 会社概要・フッター・Googleビジネスプロフィールで、住所のビル名や階数、電話番号、社名の書き方がそろっていない |
| 同じ・似た名前の会社がある | 社名が一般的な言葉や、読み方が分かりにくい社名で、別の会社の情報と混ざる |
| 自社サイトに書いていない | 料金や対応エリア、できないことが書かれておらず、AIが外部の情報や推測で補ってしまう |
手順1:間違いを記録する
まず、どのAIに、どんな質問をしたら、どう間違えたかを記録します。直したあとに変わったかを確かめるためです。
- AIの種類:ChatGPT、Gemini、Perplexity、GoogleのAIによる概要・AIモードなど
- 質問の文:「CES UP株式会社の住所は?」「大阪で◯◯を頼むならどこ?」など、そのまま書き残す
- 回答の内容:画面のスクリーンショットと日付
- 表示された出典:回答の下や横に出ているリンク先のURL
AIの回答は、聞くたびに少しずつ変わります。1回だけでなく、2〜3回聞いて同じ間違いが出るかも確認しておくと、原因を絞りやすくなります。
手順2:出典を見て、間違いの元を探す
AIの回答に出典のリンクが付いている場合は、そのページを開いて、間違った情報がどこに書かれているかを探します。GoogleのAIによる概要、AIモード、Perplexity、ChatGPTの検索結果などは、参考にしたページへのリンクを表示することがあります。
出典が自社サイトの古いページなら手順3へ、外部のサイトなら手順5へ進みます。出典が表示されない場合や、どこにも書かれていない内容の場合は、自社サイトに正しい情報がはっきり書かれていない可能性が高いので、手順3から進めます。
手順3:自社サイトの情報を直し、はっきり書く
自社サイトは、会社がいちばん確実に直せる情報源です。間違いを直すだけでなく、AIが迷わないように、正しい情報をはっきり書くことが大切です。
- 会社概要ページ:社名(読み方も)、所在地、電話番号、設立年、事業内容、対応エリアを、最新の情報で書く
- 古いページ:移転前の案内、終了したサービスのページ、改定前の料金表を、更新するか、新しいページへ案内する
- サービスページ・FAQ:料金の目安、できること・できないことを、文章で書く
- 構造化データ:会社情報(Organization)の構造化データを、ページの表示と同じ内容にそろえる
構造化データの入れ方は、構造化データはLLMO対策に必要?で解説しています。
手順4:Googleビジネスプロフィールを直す
GoogleのAIによる概要やAIモードでは、地域名の入った質問に、Googleマップの店舗情報が使われることがあります。Googleビジネスプロフィールの住所・営業時間・カテゴリ・サービス・説明文を、ホームページと同じ内容にそろえます。
ビジネスプロフィールの管理者になっていない場合は、まずオーナー確認を行います。CES UPでも、ホームページとビジネスプロフィールの事業内容・サービスをそろえ、ビジネスプロフィールの地図のリンクをホームページの会社情報の構造化データにも入れています。
Googleの検索結果に会社のナレッジパネルが表示されている場合は、Googleの認証を受けて、情報の変更を提案することもできます。
手順5:外部サイトに更新を頼む
間違いの元が外部のサイトにある場合は、そのサイトの運営者に更新を依頼します。例えば次のようなサイトです。
- 自社が登録している業界団体・商工会議所の会員ページ
- 求人サイトの会社情報
- 取引先や紹介先のサイトに載っている会社紹介
- 過去に掲載されたインタビューや紹介記事
多くの企業情報サイトには、掲載内容の修正を依頼するフォームがあります。すべてを直すのは難しいため、AIの回答の出典に出てきたサイトから優先して進めます。
手順6:AIにフィードバックを送り、月1回確認する
最後に、AIの画面からフィードバックを送ります。GoogleのAIによる概要は、回答の下にある低評価のアイコンから「問題を報告」を選べます。ChatGPTやGeminiも、回答の下に評価のボタンがあります。
フィードバックは改善に使われますが、送ればすぐに直るものではありません。元の情報を直したうえで、月に1回、手順1と同じ質問で聞き直し、記録を続けます。検索エンジンやAIがページを読み直すまでには時間がかかるため、数週間から数か月単位で変化を見るのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
AIの回答は直接書き換えられませんが、AIが参考にしている元の情報を直すことで、正しい紹介に近づけることはできます。記録する、出典を見る、自社サイトとGoogleビジネスプロフィールを直す、外部サイトに更新を頼む、フィードバックを送る。この順番で進め、月1回の確認を続けてください。
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