#LLMO対策・AIマーケティング
2026.10.29
ホームページリニューアルでAI検索(LLMO)に対応するには|ChatGPTに紹介されるHPの設計10項目【実例つき】
「せっかくホームページをリニューアルするなら、ChatGPTやGoogleのAIにも紹介されるようにしたい」。最近、HPの作り直しのご相談で、こうしたご要望が増えています。
この記事では、Googleの公式の説明と、CES UPがHP制作からAI検索対策(LLMO対策)まで担当している会社の実際の数字をもとに、リニューアルのときに何を設計に入れればよいかを、10項目にまとめて解説します。
- Googleは、AIの検索機能に表示されるための特別な最適化は不要で、検索の基本(インデックスされ、内容が読める状態)が前提だと説明している
- つまり、AI検索対策の土台は「AIと人が読み取りやすい情報の出し方」。リニューアルは、それを最初から組み込む絶好の機会
- 新しいHPで設計した長野県のレンタカー会社では、ChatGPT経由の訪問の問い合わせ率が10.8%と、Google検索経由(1.2%)の約9倍
- リニューアルではURLの変更・画像の中の文字・AIのクローラーの遮断に注意する
AI検索対策(LLMO)の土台は、HPの「情報の出し方」
ChatGPTやGoogleのAIは、質問に答えるときにWeb上のページを読み、その内容をもとに回答をつくります。Googleは「AI機能とウェブサイト」というページで、AI OverviewsやAIモードに表示されるための追加の要件や特別な最適化は不要で、ページがインデックスされ、スニペット付きで表示できる状態であることが前提だと説明しています。
つまり、AI検索対策は「AI専用の裏技」ではなく、検索エンジンにもAIにも、人にも読み取りやすい形で情報を出すことが土台です。料金・対応エリア・実績などの事実を、文字と表ではっきり書いているHPほど、AIは「この質問にはこの会社が合う」と判断しやすくなります。
呼び方(LLMO・GEO・AIOなど)の違いは「LLMO・GEO・AIO・AEOの違い」で整理しています。
実例:ChatGPT経由の訪問の問い合わせ率が約9倍に
CES UPがHP制作から担当している長野県のレンタカー会社(A社様)では、新しいHPの設計の段階から、料金表・車種・対応エリアを表で示し、法人と個人で入口を分け、よくある質問・構造化データ・llms.txt・Googleビジネスプロフィールを整えました。
AIからの訪問は数としてはまだ多くありませんが、AIに紹介されて来た人は、すでに比べ終わっているため、問い合わせにつながりやすいのが特徴です。神奈川県のB社様でも、AI経由の訪問104件のうち8件(7.7%)が問い合わせにつながっています(GA4、2026年7月1日〜10月27日)。詳しくは「ChatGPT経由の電話・LINE率が約9倍になった事例」をご覧ください。
AIに紹介されやすいHPの設計10項目
| 項目 | やること |
|---|---|
| 1. 料金・条件を文字と表で書く | 「いくら?」「どこまで対応?」に答える。画像の中に書かない |
| 2. お客様ごとの入口を分ける | 法人・個人、新規・既存など、知りたいことが違うお客様ごとにページを分ける |
| 3. 対応エリア・業種のページをつくる | 「地域名+業種」でAIに聞く人に届くよう、地域・業種を明記する |
| 4. 実績を数字で書く | 件数・期間・成果など、確かめられる数字と、いつの時点かを書く |
| 5. よくある質問をまとめる | 実際に受ける質問に、1問1答で短く答える |
| 6. 構造化データを入れる | Organization・LocalBusiness・FAQPageなどで、会社の情報を機械に伝える |
| 7. llms.txtを置く | AI向けに、会社とサービスの要点と主なページをまとめたファイルを置く |
| 8. 会社情報の表記をそろえる | 社名・住所・電話番号・営業時間を、HP・Googleビジネスプロフィール・外部サイトで同じにする |
| 9. 書いた人・会社がわかるようにする | 記事の執筆者、会社の所在地、代表者、問い合わせ先を明記する |
| 10. AI経由の訪問と問い合わせを計測する | GA4でAIからの訪問と、電話・LINE・フォームの問い合わせを分けて見る |
とくに大事な3つ
10項目のうち、リニューアルの段階で必ず入れておきたいのは、1(料金・条件)、4(実績の数字)、5(よくある質問)の3つです。AIは「誰に、何が、いくらで、どこまでできる会社か」を読み取って回答をつくります。この3つが書かれていないHPは、どれだけデザインがきれいでも、AIの回答の候補に入りにくくなります。
構造化データとllms.txtの具体的な書き方は、「構造化データはLLMO対策に必要?」「llms.txtの書き方|CES UPの実際のファイルを公開」で紹介しています。
リニューアルで失敗しないための注意点
URLを変えるなら、転送(リダイレクト)を設定する
ページのURLが変わると、これまで検索エンジンに評価されていたページの情報が引き継がれず、検索での表示が一時的に落ちることがあります。URLを変える場合は、古いURLから新しいURLへの転送(301リダイレクト)を必ず設定します。
大事な情報を画像の中に入れない
デザインを優先して、見出しや料金表を画像にしてしまうと、検索エンジンにもAIにも読まれません。見た目を整えたい場合も、文字はHTMLのテキストで書きます。
AIのクローラーを止めていないか確認する
制作会社の初期設定やセキュリティの設定で、AIのクローラー(OAI-SearchBot・GPTBot・ClaudeBotなど)を止めてしまっていることがあります。止めていると、そのAIの検索結果に表示されにくくなります。確認方法は「AIのクローラーを止めていない?robots.txtの確認方法」で解説しています。
公開前と公開後に、計測をそろえる
リニューアルの効果を確かめるには、公開の前後で同じ数字を比べられることが大切です。GA4の問い合わせ(電話・LINE・フォーム)の計測を、公開の時点で必ず設定しておきます。AIからの訪問の確認方法は「GA4でChatGPTからの訪問・問い合わせを確認する方法」をご覧ください。
リニューアルと、あとからの対策のどちらがよいか
| 今のHPに足す | リニューアルで組み込む | |
|---|---|---|
| 向いている場合 | 今のHPの構成に大きな問題がない | 料金・入口・実績のページがなく、構成から見直したい |
| 費用 | 小さく始められる | 制作費がかかる(集客の設計込みで100万円前後〜が目安) |
| 効果が出るまで | 足したページから少しずつ | HP全体が最初からAIと人に読みやすくなる |
今のHPに料金・FAQ・実績のページを足すだけで改善できることも多くあります。どちらがよいかは、今のHPの状態によります。HP制作の費用の考え方は「ホームページ制作の費用相場」でまとめています。
よくある質問
まとめ
- AI検索対策の土台は、AIと人が読み取りやすい情報の出し方。特別な裏技ではない
- リニューアルでは、料金・条件、実績の数字、よくある質問を必ず設計に入れる
- URLの転送・画像の中の文字・AIのクローラー・計測に注意する
- AIに紹介されて来た人は問い合わせにつながりやすい。A社様では約9倍